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日本アカデミー賞受賞作『新聞記者』はPRパーソン必見です

ベンチャー広報の野澤です。

2020年3月6日に第43回日本アカデミー賞の授賞式が行われ、”安倍政権の闇を描いた問題作”として話題になった映画『新聞記者』が、最優秀作品賞など主要3部門に選ばれました。

公開前はTVでの宣伝も思うようにできなかったといわれ(背景には様々な事情があったようですが)、大手配給でもないこの作品がアカデミー賞に選ばれたことに驚きの声があがっています。

この映画は、森友公文書改ざん問題での近畿財務局職員の自殺や、加計学園問題に絡んだ前川喜平・元文科事務次官に仕掛けられた官邸による謀略、伊藤詩織さんによる性暴力告発などをモチーフとするエピソードがリアルに描かれる社会派サスペンスです。

広報視点で注目すべきは…

僕はこの映画を公開時に劇場で観たのですが、企業の広報として普段は直接接点を持つことが少ない「社会部の新聞記者」の思考や現場での仕事ぶりが克明に描かれていて、PRパーソンにとっては良いインプットになります。

さらに広報視点で注目すべきは、官邸と一体化した内閣情報調査室の暗躍ぶりを描いている部分でしょう。

政権の方針に反抗的な官僚のスキャンダルをマスコミ関係者にリークしたり、“総理べったり記者”による性暴力と逮捕もみ消しを告発した女性のバッシング情報をネットに投下したり、といったマスコミやSNS利用した工作の数々が劇中で展開されます。これも一種の広報活動であり、まさに情報戦ですね。広報という仕事の奥深さ(業の深さ?)がわかります。

この映画の原案は、菅義偉官房長官の“天敵”といわれる東京新聞・望月衣塑子記者が執筆した同名ノンフィクションです。合わせてこの書籍も読むと面白いと思います。

 野澤 直人

株式会社ベンチャー広報 代表取締役

大学卒業後、経営情報サービス会社に入社。 マスコミ業界に転じ、ビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上を取材。その後、当時無名だった海外留学関連のベンチャー企業に参画し、広報部門をゼロから立ち上げ毎年100~140件のマスコミ露出を実現。5年で売上10倍という同社の急成長に貢献する。 2010年に日本では珍しいベンチャー企業・スタートアップ専門のPR会社として株式会社ベンチャー広報を創業。以来10年間でクライアント企業は400社を超える。講演・講師実績も多数。著書に『【小さな会社】逆襲の広報PR術』(すばる舎)。

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