誤解されがちな「マスコミと広報の関係性」

ベンチャー広報の野澤です。

先日、某ビジネス媒体の副編集長を講師に招いたゼロイチ広報会員向けのクローズドの勉強会の中で、「マスコミと広報は対等なパートナーだ」という発言が副編集長からあり、とても興味深かったです。この意見には僕も強く同意です。

ただ、このあたりのことについて見識が不足している方がマスコミにも広報にも多いように感じます。

なので今回はこの「マスコミと広報の関係性」について深掘りしてみましょう。

マスコミと広報は対等であるべし

マスコミ(新聞記者、雑誌編集者、テレビ番組のディレクター、WEBライター等)と広報(企業の広報担当者、PR会社)は、対等であり、どちらが上とか下とかはありません。

広報はマスコミに取材をお願いすることが多いので、つい、マスコミが上で広報が下と考えがちですが、それは違います。広報担当者やPR会社に対して、上から目線で尊大な態度を取るマスコミの人も結構いますが、正直、見識が低いと言わざるをえない。広報担当者も必要以上にへりくだる必要はないんですよ。

マスコミは良い報道をするために広報担当者を利用しますし、広報はマスコミを利用して自社にとって都合の良い報道を実現します。つまり、広報とマスコミは良い意味でお互いを利用し合う大人の関係なんです。報道を通じた「共犯関係」と言ってもいい。

マスコミと広報は利害が合えば手を組み協力しますし(主にポジティブな報道の時)、時には対立し激しく戦うこと(主にネガティブ報道の時)もあります。マスコミと広報は右手で握手しながら左手で殴り合うんです。

だから、マスコミと広報は距離が近すぎても遠すぎてもダメ。飲み食いも含めて日頃から仲良くしているように見えても、お互いに適度な距離間と節度を持ってお付き合いすることが大切です。マスコミとベタベタしすぎる広報はいかがなものかと思います。それに仲良くなれば自社に都合の良い報道をしてくれるほどマスコミは甘くない。油断してると痛い目に合いますからね。

マスコミも広報も、立場は違えど、お互いにその分野のプロであることは同じですから、お互いの立場やプロフェッショナリズムを尊重しつつ、常に高め合う関係でいたいですね。

 野澤 直人

株式会社ベンチャー広報 代表取締役

大学卒業後、経営情報サービス会社に入社。 マスコミ業界に転じ、ビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上を取材。その後、当時無名だった海外留学関連のベンチャー企業に参画し、広報部門をゼロから立ち上げ毎年100~140件のマスコミ露出を実現。5年で売上10倍という同社の急成長に貢献する。 2010年に日本では珍しいベンチャー企業・スタートアップ専門のPR会社として株式会社ベンチャー広報を創業。以来10年間でクライアント企業は400社を超える。講演・講師実績も多数。著書に『【小さな会社】逆襲の広報PR術』(すばる舎)。

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