企業出版・書籍PRの具体例
[36年のベテラン広報が伝授!]

広報初心者のためのオンラインサロン
ゼロイチ広報の三上です。

前回は、企業出版の基礎編について解説させて頂きました。

今回は、より具体的に企業出版の影響や私が手掛けた企業出版と書籍PRの具体的な活動事例について解説させて頂きます。

前回のブログでもお伝えしましたが、最近は、中堅・ベンチャー・スタートアップ企業など、ユニークな経営者や話題のビジネスモデルにもフォーカスされています。社会の課題を解消できるヒントがあれば、出版も夢ではありません。

私も過去に3冊企画をさせて頂きました。先月、私の広報PRパーソンとして、大変大きな企業出版に携わりました。その事例を交えて、解説させて頂きます。

企業出版の反響について

これは何といっても、全国に人達に知ってもらえ、また認知させ深く理解してもらえます。

前段でも述べましたが、課題意識を持った方が、わざわざ費用を払い1冊の本を読んでもらえることになります。

広報PRの世界では、マスメディアで報道されても、記事量・放映時間と情報量の制約があります。また、取材・編集記者という編集方針にのっとったフィルターがありそのエキスが報道となります。

発信サイドが言いたい10割のうち僅か2~3割が伝わる程度です。

企業出版によるベンチャー・スタートアップ企業のブランディング効果とは

前段でも触れましたが、これまでは一般的に上場企業や社会的に著名な企業やその経営者、事業部チームなどが多く出版されていました。

最近は、いわゆる重厚長大型のビジネスモデルから、ベンチャー・スタートアップ企業のビジネスモデルがトレンドになっています。新たなビジネスが生まれているのか、今の主流となっているビジネスは…と、立身出世的な書籍はあまり関心が薄くなり、ベンチャー・スタートアップ企業や経営者の書籍も多く登場しています。

きっと皆さんの企業・代表の書籍企画が実現する可能性もあります。

これまでの具体例について

では、書籍企画から実現させるにはどのような基準があるのか、私の実例を解説させて頂きます。

私はこれまで、3冊企画に携わりました。大手出版社の企業出版としては…

皆さんご存知の翻訳機「ポケトーク」でヒットを飛ばしている企業です。

当時はパソコンソフト販売数ではガリバー・マイクロソフトを追い越したベンチャー企業でした。書籍化の目的は、IPOとマーケティングコミュニケーションを目的で企業出版として企画しました。

もう一冊は、

この4月に発売。こちらは私のクライアントで、なんと「商業出版」となります。

そもそもの着眼点は、著者の有本代表は国内唯一、マクドナルドとユニクロの企業教育の責任者を歴任されていた事。現在、「人手不足」「離職」の社会課題を企業教育で解決されていた事です。ここが実現できた最も重要なポイントになります。

また、私が以前マクドナルドの広報業務にも携わり、社員教育の素晴らしさ、企業教育のスタンダートと認識していた事。加えて編集協力いただいた、フリージャーナリスト・間杉俊彦様と20年来のお付き合いがあった事です。ビジネス誌時代から、大変お世話になり、多くの書籍企画も担当されている凄い方です。

私が企画を進めたかった点は、有本代表が“どんな人でも一流に育てる方は、超一流な方”であった点です。上場企業でもなく、マスメディアに多く登場するカリスマ経営者でもない方ですが、企業教育分野では超一流の方だからです。つまり“社会的課題解消の取組”と“代表のパーソナリティ”が奇跡を生みました。

ではどのような企画材料が必要か、解説します。

  • 社会課題を解消できるテーマ、コンテンツであること。
  • 多くのメディア報道の実績があること。
  • 企画のテーマ・著者の理念、書籍内容・訴求点が理解できる内容
  • どのような書籍コンテンツがあるのか。整理し明確化する
  • なぜ今書籍化する意味があるのか。
  • 最も重要な点は一般読者に関心があるか。=書籍が売れるか。となります。

書籍PRとは

広報分野としては、戦略広報に入ります。企業や著者の大きな節目や話題を集めるタイミングで企業出版~書籍PRに取組んでいきます。

基本的には、書籍刊行直後からメディア露出、店頭展開、インフルエンサーを通じて認知・購入促進を図っていきます。

その1 – メディア露出新刊書のプレスリリースを作成。

要素としては…

  • 簡単なあらまし
  • 一番言いたいこと
  • 誰に向けての本か
  • 目次
  • 著者のプロフィール

となります。

新聞、雑誌、web等の「書評」「新刊紹介」「話題の本」コーナーとなります。ここで気を付けなければいけないのが、マスメディアの場合、書評委員会という書籍の選択権は外部の有識者に委任しています。これは、より専門性の高い治験から公平中立に選択し紹介する編集方針に基づきます。

つまり、マスメディアで紹介されると大きな影響力があることを意味します。

リリースと合わせて献本することが基本活動となります。その他、著者インタビューや書籍をフックとした執筆企画、読者プレゼントも活動範囲となります。

その2 – 全国紙、一面での書籍広告

「店舗展開」を使ったPRは、書店の売り場でPOPを出してもらったり、売り場の中でも目立つ位置に書籍を置いてもらうことです。通常、出版社・営業部がこの仕事をしていますが、著者が「書籍のセールスマン」となって書店にPOPを配ったり、書店の店員に挨拶をすることが稀にあります。また、一般生活者や書店販売スタッフの方に、全国紙、一面での書籍広告も重要な施策となります。今回の書籍も下記にて広告出稿頂きました。

その3 – インフルエンサーからの紹介

インフルエンサーとは、ある一定の影響力をもった個人のことを指します。

文芸書、ミステリー、ビジネス書、もしくはそれら全部。本が好きで、読了後の感想や評価をブログなどで個人的に発信している人がいるので、彼らに本を贈ってみるのも効果的です。

最後に

私が企画しました書籍をお読みいただけましたら、企業出版企画の参考にはなるかと思います。コロナ問題で在宅勤務の方も多いかと。この機会に、自社の企業出版化についてじっくり考えてみるのも有益かと思います。

このブログを読んでの感想や広報活動で悩んでいる事、上司や仲間に“いまさら聞けない”広報について聞きたい事がありましたら、お気軽に下記のメールにご連絡下さい。

メールアドレス:info@v-pr.net(三上宛)

 三上 毅一

シニアPRコンサルタント

学校法人先端教育機構 事業構想大学院大学/地域活性と事業構想の特別講師。2019年より広報初心者のためのオンラインサロン「ゼロイチ広報」講師。PR業界歴36年。上場企業、中堅・ベンチャー企業問わず、戦略策定から広報担当者の育成までこなすベテランPRマン。豊富なマスコミ人脈を活かし広報PRの指南役として、BtoBからBtoC企業を幅広く担当、500社以上の実績を持つ。活動範囲もコーポレートコミュニケーション(危機管理広報含む)からマーケティングコミュニケーションまで、幅広スキルと知見を持つ。

▶︎オンラインサロン「ゼロイチ広報」について詳しくはこちらから
https://v-pr.co.jp/

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広報初心者のためのオンラインサロン
ゼロイチ広報の三上です。

前回は、企業出版の基礎編について解説させて頂きました。

今回は、より具体的に企業出版の影響や私が手掛けた企業出版と書籍PRの具体的な活動事例について解説させて頂きます。

前回のブログでもお伝えしましたが、最近は、中堅・ベンチャー・スタートアップ企業など、ユニークな経営者や話題のビジネスモデルにもフォーカスされています。社会の課題を解消できるヒントがあれば、出版も夢ではありません。

私も過去に3冊企画をさせて頂きました。先月、私の広報PRパーソンとして、大変大きな企業出版に携わりました。その事例を交えて、解説させて頂きます。

企業出版の反響について

これは何といっても、全国に人達に知ってもらえ、また認知させ深く理解してもらえます。

前段でも述べましたが、課題意識を持った方が、わざわざ費用を払い1冊の本を読んでもらえることになります。

広報PRの世界では、マスメディアで報道されても、記事量・放映時間と情報量の制約があります。また、取材・編集記者という編集方針にのっとったフィルターがありそのエキスが報道となります。

発信サイドが言いたい10割のうち僅か2~3割が伝わる程度です。

企業出版によるベンチャー・スタートアップ企業のブランディング効果とは

前段でも触れましたが、これまでは一般的に上場企業や社会的に著名な企業やその経営者、事業部チームなどが多く出版されていました。

最近は、いわゆる重厚長大型のビジネスモデルから、ベンチャー・スタートアップ企業のビジネスモデルがトレンドになっています。新たなビジネスが生まれているのか、今の主流となっているビジネスは…と、立身出世的な書籍はあまり関心が薄くなり、ベンチャー・スタートアップ企業や経営者の書籍も多く登場しています。

きっと皆さんの企業・代表の書籍企画が実現する可能性もあります。

これまでの具体例について

では、書籍企画から実現させるにはどのような基準があるのか、私の実例を解説させて頂きます。

私はこれまで、3冊企画に携わりました。大手出版社の企業出版としては…

皆さんご存知の翻訳機「ポケトーク」でヒットを飛ばしている企業です。

当時はパソコンソフト販売数ではガリバー・マイクロソフトを追い越したベンチャー企業でした。書籍化の目的は、IPOとマーケティングコミュニケーションを目的で企業出版として企画しました。

もう一冊は、

この4月に発売。こちらは私のクライアントで、なんと「商業出版」となります。

そもそもの着眼点は、著者の有本代表は国内唯一、マクドナルドとユニクロの企業教育の責任者を歴任されていた事。現在、「人手不足」「離職」の社会課題を企業教育で解決されていた事です。ここが実現できた最も重要なポイントになります。

また、私が以前マクドナルドの広報業務にも携わり、社員教育の素晴らしさ、企業教育のスタンダートと認識していた事。加えて編集協力いただいた、フリージャーナリスト・間杉俊彦様と20年来のお付き合いがあった事です。ビジネス誌時代から、大変お世話になり、多くの書籍企画も担当されている凄い方です。

私が企画を進めたかった点は、有本代表が“どんな人でも一流に育てる方は、超一流な方”であった点です。上場企業でもなく、マスメディアに多く登場するカリスマ経営者でもない方ですが、企業教育分野では超一流の方だからです。つまり“社会的課題解消の取組”と“代表のパーソナリティ”が奇跡を生みました。

ではどのような企画材料が必要か、解説します。

  • 社会課題を解消できるテーマ、コンテンツであること。
  • 多くのメディア報道の実績があること。
  • 企画のテーマ・著者の理念、書籍内容・訴求点が理解できる内容
  • どのような書籍コンテンツがあるのか。整理し明確化する
  • なぜ今書籍化する意味があるのか。
  • 最も重要な点は一般読者に関心があるか。=書籍が売れるか。となります。

書籍PRとは

広報分野としては、戦略広報に入ります。企業や著者の大きな節目や話題を集めるタイミングで企業出版~書籍PRに取組んでいきます。

基本的には、書籍刊行直後からメディア露出、店頭展開、インフルエンサーを通じて認知・購入促進を図っていきます。

その1 – メディア露出新刊書のプレスリリースを作成。

要素としては…

  • 簡単なあらまし
  • 一番言いたいこと
  • 誰に向けての本か
  • 目次
  • 著者のプロフィール

となります。

新聞、雑誌、web等の「書評」「新刊紹介」「話題の本」コーナーとなります。ここで気を付けなければいけないのが、マスメディアの場合、書評委員会という書籍の選択権は外部の有識者に委任しています。これは、より専門性の高い治験から公平中立に選択し紹介する編集方針に基づきます。

つまり、マスメディアで紹介されると大きな影響力があることを意味します。

リリースと合わせて献本することが基本活動となります。その他、著者インタビューや書籍をフックとした執筆企画、読者プレゼントも活動範囲となります。

その2 – 全国紙、一面での書籍広告

「店舗展開」を使ったPRは、書店の売り場でPOPを出してもらったり、売り場の中でも目立つ位置に書籍を置いてもらうことです。通常、出版社・営業部がこの仕事をしていますが、著者が「書籍のセールスマン」となって書店にPOPを配ったり、書店の店員に挨拶をすることが稀にあります。また、一般生活者や書店販売スタッフの方に、全国紙、一面での書籍広告も重要な施策となります。今回の書籍も下記にて広告出稿頂きました。

その3 – インフルエンサーからの紹介

インフルエンサーとは、ある一定の影響力をもった個人のことを指します。

文芸書、ミステリー、ビジネス書、もしくはそれら全部。本が好きで、読了後の感想や評価をブログなどで個人的に発信している人がいるので、彼らに本を贈ってみるのも効果的です。

最後に

私が企画しました書籍をお読みいただけましたら、企業出版企画の参考にはなるかと思います。コロナ問題で在宅勤務の方も多いかと。この機会に、自社の企業出版化についてじっくり考えてみるのも有益かと思います。

このブログを読んでの感想や広報活動で悩んでいる事、上司や仲間に“いまさら聞けない”広報について聞きたい事がありましたら、お気軽に下記のメールにご連絡下さい。

メールアドレス:info@v-pr.net(三上宛)

三上 毅一

シニアPRコンサルタント

学校法人先端教育機構 事業構想大学院大学/地域活性と事業構想の特別講師。2019年より広報初心者のためのオンラインサロン「ゼロイチ広報」講師。PR業界歴36年。上場企業、中堅・ベンチャー企業問わず、戦略策定から広報担当者の育成までこなすベテランPRマン。豊富なマスコミ人脈を活かし広報PRの指南役として、BtoBからBtoC企業を幅広く担当、500社以上の実績を持つ。活動範囲もコーポレートコミュニケーション(危機管理広報含む)からマーケティングコミュニケーションまで、幅広スキルと知見を持つ。

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