PrimaVita主宰 城臺 綾 氏
毎月30分間の「個別コンサル」は時間以上の価値がある

PrimaVita主宰 城臺 綾 氏

毎月30分間の「個別コンサル」は時間以上の価値がある

経営者のコンサルティングをされている城臺(じょうだい)綾さん。企業コンサルの一環として、要望があれば業務委託で広報業務をされると言います。ご自身がおっしゃる“社外広報”“No2広報”を担う上では、広報の勉強も欠かせません。その中でも、オンラインサロン「ゼロイチ広報」は、実践的に広報PRが学べる場として大変役立っているそうです。今回は、城臺綾さんにゼロイチ広報の魅力と活用のポイントを伺いました。

■ 経営者のビジョン実現にも「広報PR」が武器に

経営者の方にお話しを伺うと、皆さん仰ることが2つあります。それが「ビジョンが社員に浸透しない」「人材不足でなかなか優秀な人材が集まらない」という点です。

ビジョンの浸透について、私の方でも社員研修などを実施させていただきますが、本来でしたら外部の力を借りなくても、しっかりと伝わっていなければなりません。そこで考えたのが、経営者のビジョンや理念を、内外に知らしめるために「広報PR」を活用する方法です。

実際、ある税理士事務所のサポートでこのようなエピソードがありました。中学生向けの租税教室を行うため、プレスリリースを作成したのですが、地元の記者さんに取材していただいたことで大きな反響を得ることができました。校長先生や教職員の他、保護者や地域の方からも”ありがとう”という言葉をいただきました。その数日後には、隣県在住の卒業生(経営者)の方から事務所へ経営相談させてほしいとご連絡がありました。

さらに、「うちの社長はこんな社会貢献をしていたのか」と社員のモチベーションが高まったのです。採用に関してもガラリと状況が変わりました。応募が少なく困っていたのが嘘のように、「あの事務所なら大丈夫」と家族に背中を押されたとおっしゃる方や、社員の紹介で応募者が増えました。「広報PR」の力を実感した出来事です。

■ 個別コンサルはバロメーター

とはいえ、中小企業の広報はやはり大変で、苦労は絶えません。大企業と異なり、メディア関係者に企業名で分かってもらえることはまず皆無のため、広報について何もかもゼロの状態からスタートします。メディアの方にも、情報ゼロの状態から信頼関係を構築し、説明し納得していただく必要があります。

「ゼロイチ広報」は、中小やベンチャー企業の広報PRに特化した実践的なノウハウを教えていただくことができます。ベンチャー広報代表の野澤さんにフィードバックいただける11答形式の「野澤カフェ」や、勉強会や個別コンサルなど、コンテンツが充実しています。

勉強会は、予め決まったテーマで進めていくこともありますが、事前にどんなテーマがよいか会員の要望を取り入れてくださることもあります。また、月に130分の個別コンサルを受けられるのも大きいです。私は、個別コンサルを1カ月間のバロメーターにしております。○月○日に個別コンサルがあるので、それまでにこの目標を達成すると決めて、逆算して行動計画を立て細分化して実施しています。

現在、通常の広報活動に加えて寄稿文に取り組んでいるのですが、ご相談したところ勉強会のテーマとして取り上げていただき、個別コンサルで具体的なアドバイスをいただくことができました。1ヶ月に1回、30分間は短いように思われるかもしれませんが、個別コンサルに向けてPR活動に取り組み、フィードバックをもらうというPDCAサイクルが出来ているので、私にとってはとても有意義で価値のある時間です。

しかも、ゼロイチ広報のPRコンサルタントの方々は、皆さんそれぞれに得意な分野や経験をお持ちです。様々なバックグラウンドを持つ専門家に具体的なアドバイスをいただけるので、ノウハウやスキルの幅が自然と広がっていることを実感しています。

■ 仲間がいたから、自粛期間を乗り切れた

「ゼロイチ広報」は、同じ熱量の仲間と学べて心強いです。特に今回のコロナ禍での自粛期間中、記者の方に会えないなど、これまでのやり方が通用しない場面がありました。

誰もが初めて直面する状況において、他社で広報を担当する会員の皆さんはどのように対応しているのか?相談しながら知恵を絞りました。また、野澤さんやコンサルタントの皆さんからメディアの現状についてシェアがあり、メディアの一線で活躍する関係者をゲストスピーカーとして呼んでいただいたので、コロナ禍でのメディア対策を考えるのに非常に役立ちました。

結果、コロナ禍でもオンライン取材を活用しながら、6件以上掲載いただくことができましたが、あの時自分一人だけだったらとても乗り切れなかったです。仲間がいなかったら手詰まりで、自分の実力に不安を感じて広報業務を諦めていたかもしれません。ゼロイチ広報に入っていて良かったと心底思いました。

中小企業にとって、広報PRで結果を出すことはたやすいことではありません。しかし、広報PRは想像を超える大きな力があると思います。経営者一人ひとりにドラマがあります。

社外広報としてサポートする女性税理士さんが行っている業務は単なる税務のサポートだけではありません。その方はご家族が病気になったことをきっかけに廃業、大変ご苦労された経験をお持ちです。経営者とそのご家族の苦労を経験しているからこそ、同じような思いをする人をなくしたいという熱い想いで仕事をしています。数字が苦手な経営者には「どんぶり勘定を続けていてはダメです」とキッパリ言います。その企業の先行きだけでなく家族・従業員・顧客・取引先・地域社会のことも考えた上で、本音で伝え支援しています。こういった表面から見えない日常を広報が引き出し、言語化して、顕在ニーズとして記者の方に伝えていくんですね。すると、外からもなぜその人が活動をしているのかがわかり、ご自身の魅力も光ります。想いと価値のある社会活動が記者の方にも伝わり世の中にも広がっていくわけです。

Withコロナの時代、以前のように対面で会うのが難しくなりました。そのために、どんなチャネルを使って価値ある広報につなげていくか、日々学びながら実践しています。「ゼロイチ広報」には、業種も経験も様々な会員が集まっているので、ジョイントベンチャーを立ち上げたり、ゼロイチ広報発の新たな取り組みにもチャレンジしながら何かしらの恩返しができたらと考えています。

PrimaVita主宰
城臺 綾氏